上達する初心者向けクライミングシューズの特徴まとめ

ジムに行って、クライミングやボルダリングの楽しさにハマってしまった方!レンタルシューズを借りて何回か登っていると、自分のクライミングシューズが欲しくなってきますよね!?今回は初心者のためのクライミングシューズ選びについて、私の考えを書いていきます!

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上達する初心者向けのクライミングシューズとは?

クライミングシューズ

photo by Josh Montague

クライミングを続けようと決めた初心者の方は、1足目のシューズを買おうとクライミングシューズを扱っているお店に行き店員さんの話を聞いたり、インターネットでどんなシューズがあるか調べたりしていると思います。

しかし、初心者向けと言われるシューズは沢山あり、どれを選んでよいか分からなくなっているのではないでしょうか?

そんな時、重要になってくるのは、初心者でもラクラク登れるシューズではなく、ラクラクは登れないけれど上達できるシューズを選ぶということです。

ただただクライミングを楽しめればよいという方には前者をオススメします。けれども、沢山の人がもっと登れるようになりたいと思っているはずです。

それでは、ラクラクは登れないけれど上達できるシューズとはどのようなシューズなのでしょう?そのようなシューズを見つけるには、シューズの基本的な知識が必要となってくるので、まだ知識の少ない初心者の方はクライミングシューズの基礎知識を参考にしてみてください。

具体的にはどんな特徴のシューズがいいの?

登っている人

photo by Patrick

それではラクラクは登れないけれど上達できるシューズとは、どのような特徴を持っているのでしょうか。具体的には以下のような5つ特徴が挙げられます。

  • 履いていて痛すぎない
  • ソールが固すぎない
  • スリッパタイプかベルクロタイプ
  • つま先がダウントゥしていなくフラット
  • なるべくターンインが強くない

それでは何故このような特徴を持つシューズが初心者にオススメできるのでしょうか?それぞれの特徴について説明していきたいと思います。

履いていて痛すぎない

経験者の中でシューズが伸びることを考慮して丁度良いシューズよりも更に小さいサイズを買う人は多いです。しかし小さめのサイズを買うと最初のうちはシューズを履いて登るのが辛いです。

私も買ってすぐの新しいシューズは長時間履いていると辛いので、あまりシューズを履きたくなくなってしまいます…。そうすると必然登る時間も短くなるので練習量が落ちてしまいます。

そうならないように、経験者はシューズを何足か持っているものなので、すでに足に馴染んでいるシューズと新しいシューズを少しずつ履きわけながら、新しいシューズをちょっとずつ慣らしていきます。

しかし初心者の方はこれが一足目のシューズのため、このような手は使うことができません。

そして、初心者が上達するためにはとにかく楽しく登ってクライミング独自の動き方に慣れる必要があります。

そのため履いていて辛いことは初心者にとって上達の妨げになってしまいます。痛すぎてクライミングが楽しくなくなってしまったら元の子もないですしね。

かと言って、普段履きの靴のようなブカブカで痛くないシューズを選ぶのも間違いです。

クライミングシューズというのは、小さなスタンスにも力を伝達できるように普段履きの靴よりも小さめに作られています。

なので、初心者の方はシューズを選ぶ際は、多少の窮屈さや痛みはあるが、「履くと痛すぎて登れない」ほどではないものをオススメします!

ソールが固すぎない

ソールがやわらかいと、足の裏から今乗っているホールドの情報が感じ取りやすいです。

このことをクライミングやボルダリングでは足裏感覚が良いというのですが、この足裏感覚が初心者のクライミング上達に重要になってきます。

それでは足裏感覚が良いとどのような利点があるのでしょうか?

まず、自分の足の裏のどこに力が入っているかが感じやすいです。

足の裏の中でも、もっとも力を加えやすい場所があり、そこは母指球や親指と人差し指の中間付近と言われています。なので母指球のあたりで踏み込むのが基本となるのですが、どこに力が入っているか感じ取りやすいと、しっかり母指球で踏み込めているかどうか感じ取りやすいです。

どこに力が入っているか意識しながら練習できることで、もし間違った場所に力を加えていても修正しやすくなります。

ソールが固くて足裏感覚が良くないと、どこでホールドに乗っているかわかりづらく、初心者のうちは間違った場所に力を込める癖がついてしまう可能性があるため、上達の妨げになってしまいます。

他には、足裏感覚が良いとどれくらい力が加えられているかも感じ取りやすいです。

初心者の方は、シューズにどれくらい力を加えると滑らないのか、またどれくらい力が加わっていないと滑ってしまうのかというのを感覚で覚えることが大切です。

足裏感覚のほかにはソールがやわらかいと足の指の力が鍛えられやすいという点も挙げられます。

ソールが固いと指の力が弱くても小さいスタンスに立ちやすく、足の力で蹴り込みやすいのですが、必要な足の指の力が鍛えられづらいです。

なので、やわらかいソールで練習することで、最初は小さなスタンスに立つことが苦手でも、練習を重ねていくうちに足の指の力がつき、自分のスキルアップにもつながります。

しかしここで気を付けなければいけないのが、やわらかすぎるソールのシューズは足の力がついている上級者向けのため、初心者には使いこなせないということです。

具体的にはスポルティバのパイソンやファイブテンのTeamVxiなどのシューズがそのような特徴を持っているのですが、初心者の方は初心者用のシューズの中で足裏感覚が優れているものを探すのが良さそうですね。

最後に、お店に置いてあるシューズのソールを触ってみても、あまり固さの違いが分からないかもしれません。しかし使い込んでいくうちにソールの固さの違いが顕著になってきます。

どんなシューズのソールがやわらかくなるのか、実際にスタッフさんに聞いてみたり事前に調べておくと良いですね。

スリッパタイプかベルクロタイプ

この2つのタイプの利点を話す前に、なぜレースタイプをオススメしないかを話しますね。

理由は簡単でレースタイプは紐が邪魔してトゥフックが他の靴よりも行いづらいという短所があります。なので初心者の方がトゥフックを習得する妨げになってしまう可能性があるのです。

また、レースタイプは岩場に向いているシューズが多く、そのようなシューズは基本的にソールが固く初心者にはおすすめしません。

よってトゥフックも無理なく習得でき、足全体を使ったフットワークがやりやすく、様々な種類のシューズのあるスリッパタイプとベルクロタイプがおすすめです。

この2つのタイプの中でも、スリッパタイプはサイズを決めるのが難しく、ベルクロタイプは比較的失敗しづらいため、サイズ選びが心配な場合ベルクロタイプを選ぶのが無難でしょう。

しかし、ファイブテンのモカシムといった初心者の上達にオススメできるシューズの中にはスリッパタイプも存在するので、実際に履いてみて自分の足にフィットするシューズを選ぶことが大切です。

つま先がダウントゥしていなくフラット

ダウントゥしているタイプは中級者や上級者モデルがほとんどで、カッコイイデザインが多いので憧れますよね。

ダウントゥは強傾斜に向いているため、初心者の方の中にはダウントゥを選べばより難しい課題をクリアできるようになるかもしれないと考えている人もいるのではないでしょうか。

確かにダウントゥを履けば強傾斜も登りやすくなるかもしれません。しかし初心者の上達という点では、最初の一足にはダウントゥはおすすめしません。

というのも、私が初めて購入したシューズがダウントゥモデルで、経験者となった今初めての一足はフラットモデルを購入するべきだったと少し後悔しているためでもあります。

まず、ダウントゥはスラブや垂壁といった90度以下の壁がフラットよりも苦手です。私も最初はフラットのレンタルシューズよりも購入したダウントゥシューズのほうが登りづらいと感じました。

まだまだ腕の力や体幹が弱い初心者のうちは強傾斜はとっつきづらいと思います。なのでスラブや垂壁を練習すると思うのですが、傾斜が弱い壁は強傾斜よりも腕の力が必要ない分足遣いが重要になり、クライミングにおけるフットワークや体重移動の練習に最適な壁なのです。

このフットワークや体重移動はクライミングの重要な基礎となるので、初心者の最初に修得すべきスキルの一つです。その練習をしやすいのがダウントゥではなくフラットのシューズということになりますね。

また、強傾斜での場合になるのですが、確かにダウントゥは強傾斜が登りやすいです。なにより足をホールドに引っかけやすく、力も加えやすいです。

しかし初心者のうちからダウントゥを履いてしまうと、その便利さに頼ってしまい自分のスキルアップの妨げになってしまう場合があります。

私の話になるのですが、何足かダウントゥのシューズを履きルートクライミングやボルダリングを楽しみました。そしてある時、ふとした思い付きから初めてフラットシューズを購入してみました。

そのシューズは性能も良く、上級者の方もよく使っているシューズなのですが、そのシューズに変えた瞬間強傾斜で足がホールドに引っかからなくなってしまいました。

理由は今までダウントゥに頼って強傾斜を登ってきたからです。

今ではそのシューズで練習を積み、ダウントゥほどとは言いませんけど強傾斜での登りはましになりましたが、初心者のころからフラットでも強傾斜を足を使って登れるようにトレーニングしていたら…と後悔しました。

フラットで強傾斜を綺麗に登れるスキルがついたら、いざダウントゥに変えたときに強傾斜でフラットよりも素晴らしい成果を挙げる可能性もあるのです。まさに鬼に金棒ですね。

なるべくターンインが強くない

一つ目の特徴である履いていて痛すぎないことに通じるのですが、ターンインが強いシューズは足に負担がかかるものが多いです。親指の方につま先が曲がっているため、足幅広い人の場合主に小指が窮屈で痛いと感じると思います。

私も足が幅広なので、ターンインが強く細長いシューズは履いていて小指がとても痛くなってしまいます。

また、ターンインが強いシューズは正対で踏み込むムーブには強いですが、アウトサイドエッジなどシューズの小指側の部分を使うフットワークが苦手です。

なので、初心者のうちは幅広いフットワークを覚えるためにもターンインが強すぎないほうが良いと思います。

特徴についてまとめると…

まず、全体的に言えることが”癖のなく基本的な動きを覚えやすい”という点です。

中級者や上級者向けシューズというのは、何かに特化している代わりに苦手な動きがあるものや、全てに置いてまんべんなく性能が良いものがあります。前者はそのシューズが苦手な動きを習得するのが難しく、後者は性能が良い分シューズに頼った登りとなってしまい、自分のスキルを伸ばしづらいです。

初心者が上達するためにはあまりシューズに頼らず、自分のスキルやあらゆる基本的なムーヴで、今登れる課題よりも上のグレードを登れるように練習することが大切だと私は考えます。

確かにクライミングシューズは安くないので、「いつか上達した時も続けて履き続けられるように…」と初心者向けでないモデルを買ってしまう方も多いと思います。

しかし、クライミングを続けていくうちにわかると思いますが、シューズは消耗品です。上手くなろうと一生懸命登っていると、気が付いたらソールに穴が開いていたり、シューズが伸びて緩くなっていたりして、初めて買ったシューズでは満足に登れなくなっているものです。

そうしてシューズを買い替えなくてはいけなくなったときには、それなりに登れるようになっていると思います。そうなってから中級者や上級者向けと言われるようなシューズに手を出すのでも全く遅くないと私は考えます。

なので最初に購入するシューズは、中級者や上級者が履いているようなシューズ買いたくなっても、初心者向けと言われるシューズの中でも上記の特徴を押さえたシューズをオススメします。

初心者用シューズをボロボロになるまで履きつぶしたときには、きっとうまく登れるようになっていて、クライミングやボルダリングが今よりもっと楽しくなっていますよ!

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